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細川歯科医院

住所
〒173-0012
東京都板橋区大和町18-10
田中ビル2階

電話番号
TEL:03-3964-8217
FAX:03-3964-8229

時間・定休日
平日 10:00~13:00  14:30~19:30
土曜  10:00~13:00

休診日:木曜・日曜・祝祭日
(勉強会の都合により変更あり)

医院案内&アクセス

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細川歯科医院ブログ 4ページ目

プロフェッショナル

昨夜放映されたNHKのプロフェッショナルは、酒田で開業されている熊谷先生であった。

歯科界の中で「予防」と問われたときに、まず頭に浮かぶのがこの熊谷先生であろう。

それほど我々の間で著名な先生で、このプロフェッショナルに出られるのも頷けるだけの確固たる信念をお持ちの先生である。

昨日のテレビを見ていて、思わず30代前半の試行錯誤中であった昔の自分を思い出した。

若かりしこの頃、縁あってこの熊谷先生の考えや流れを組む、予防に取り組む多くの先生方との勉強会に属し学ばせていただいていたのだが、まだ自分の診療が確固たるものになっていなかったので、いろいろとその会に属する先生方に聞き回っていた。

番組で随所に出てくる唾液検査については、その必要性と信頼性、取り入れる時期やその値段、全員か希望者のみか・・・。

また、主訴への対応やその解決時期、口腔意識を高めるモチベーション、その他諸々・・・。

多くの先生から多くのことを聞き、良いと思われることは試し、自分の医院に合わないと思えば辞め、その繰り返しが医院のシステム。

今の細川歯科医院のシステム作りに終わりなどなく、当然のことながら成長を続けていく。

10年後の細川歯科医院は、果たしてどのような医院になっているのだろうか?

・・・世界にも類のない、水槽だらけの「水族館歯科医院」になっているかも知れません(笑)





待ち時間

細川歯科医院ではほとんど患者さんを待たせることはない。

初診の患者さんにおいてはカルテ作成のために手間取ることはあっても、患者を詰め込みし過ぎてお待たせしてしまうことはないよう努力している。

アンケートで「待たせないところが良い」という声がチラホラ聞かれたるもするが、他の医院は一体どれぐらいお待たせするのだろうか?

恐らく患者さんを待たせることは、前に勤務して教わった先生の考えに依るところが多いとは思うのだが、自分が勤務した医院は「時間を気にしながら治療を行うこと」であった。

その医院は自費を中心とした診療所だったからなのかも知れないが、その後多くの勉強会や講演会に参加して、いろいろな先生方とお話ししていくと、やはり勉強されている先生というのは、医院のシステムにおいても勉強しており、患者さんを待たせるスタイルではなかった。

その流れで細川歯科医院もお待たせしないスタイルを取っているわけだが、そのスタイルでの一番のデメリットは、急遽キャンセルとなってしまったとき。

患者さんには「当日キャンセルはご遠慮下さい」とお伝えしているが、どうしてもキャンセルせざるを得ない時はどうしても出てきてしまう。

その時はしょうがないので、心良く予約変更するようにしている。

ただ60分や90分と処置に時間が大きくかかる時のキャンセルはとてもダメージが大きい。

その時は患者さんを責めるわけにはいかないので、開き直って本を読んだりケロンパや熱帯魚を眺めたり、水草のトリミングをして楽しんだりしている(^^

忙しい時が続いたりすると、このキャンセルは心安らぐひとときに変わったりするものである。





「従業員は経営者の鏡」だとよく言われる。

それは「親を見て子は育つ」と言われるのと、おそらくは同じ意味合いなのかも知れない。

ただ、うちで働いている従業員は皆良い人たちで、経営者である僕が教わることが多いので、細川歯科医院においては「従業員の鏡が経営者」となっているかも知れない(笑)

今、細川歯科医院で一番長く勤務してくれている北野は早いもので7年が、一番新しい大橋でも3年が経過している。

皆考え方や性格はやはり違うが、それぞれが微妙な立ち位置で何とか上手くいっているようである。

僕自身も従業員に対してのストレスは全くと言って良いほどないので、このまま順調に行けたら良いなと思っている。

一昔前は、やはり他の歯科医院と同様に従業員の事で悩む日々が続いたりもしたわけだが、「なぜここ数年スタッフの事で悩まなくなったのか?」と考えてみると、おそらくは僕が従業員に対して怒ることをしなくなったことが一番の理由だと思う。

以前は「怒らないとスタッフになめられるよ」と勉強会の先輩に言われ、また自分の思っていることと違う事を従業員がしたりするとイラッとし、その度毎に注意したりもしていたが、「その場限り」と考えていても、心のどこかに引っかかりがどうしても出来てしまう。

今はというと、何が起きても怒ったりしないので、その「変なわだかまり」は生じたりはしない。

「同じミスをしても怒らないのか?」と疑問を抱かれる方もおられると思うが、怒ることはしない。

ミスというのは誰もがしたくてするものではない。

「やってしまった」という罪悪感が発生してしまったところに、怒られてしまうと、それは反発となって表れたり、自己へのマイナスへとつながる。

怒らない方がその次につながると私は考えている。

と言いつつも、忙しい時にスムーズに流れなかったりすると、イラッとすることはある。

でも、瞬時に気持ちの切り替えをすれば、そのイライラ感はどこかにいってしまうものである。

それと怒らないようにしたことと同時に始めたことが、毎朝のミーティング。

これは今日来院される患者のことを話したり、皆の前で伝えた方が良いことを話したりするのだが、特に大切にしていることが、僕が感じた事を伝えること。

その話題はネットやニュースだけではなく、熱帯魚、自転車、行き帰りの出来事、食事、天気などその話題は事欠かない。

感性というものは、ちょっとしたことを意識し磨く必要がある。

その「自分磨き」という意味合いもあるが、自分の感じた事を皆で共感したいというのが主たる目的である。

・・・と、偉そうなことを書いていますが、ただ単に自分が言いたいことをミーティングを介してみんなの前で一方通行的に好き勝手に述べているだけなんですけどね〜(笑)













箱庭療法

昨日は山王教育研究所にて箱庭の体験を行った。

箱庭療法というのは、セラピストが見守る中で、クライエントが自発的に砂の入った箱のミニチュア玩具を置き、砂自体を使って自由に何かを表現したり、遊ぶ事を通して行う心理療法である。

このワークショップへはかなり前から申し込みをしていて箱庭療法は教科書でしか学んだことがなかったので、実際に箱庭体験をするのがとても楽しみであった。

参加者は9名。

午前中に3名、午後6名の箱庭体験で、制作時間は時間は50分。

先生曰く、箱庭療法は作る過程が大事とのこと。

最初の3名のうちの1名となり、初箱庭を体験させていただきました。

終始参加者に見守られての箱庭作り。

最初はやや緊張気味だったのですが、砂を手にしてその緊張は吹き飛び、すぐさま自分の思うイメージを作ろうと自然と無我夢中になっている自分がおりました。

自分が作った箱庭はこれ。

左上が広大な山々で、そこからゆったりと川が流れている。

その川の周りには動植物がいて、人々は田んぼの中で生活している。

人々は子どもからお年寄りまで。

川はやがて海へと到達する。

これが僕がイメージした箱庭です。

僕の作品から何か感じるものはありますでしょうか?

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疑問

僕が臨床心理学に進むきっかけとなったのが、臨床におけるちょっとした疑問であった。

その疑問とは「一度治った歯周病がなぜまた進行してしまうのか?」

それから次から次へと疑問が浮かび現在に至っているわけだが、疑問を何も持たない人が多いことに驚かされる。

それは特に学生に多いのだが、一般的に活字になったものは正しいことが書かれていると思いやすい傾向にあり、それを信じて疑わない事が根底にあるのだろう。

今勉強している臨床心理学研究法特論からの抜粋を以下に述べる。

「このような問題意識や様々な疑問が生ずるためには、よりよい臨床を行いたいと思う気持ちが底流にあり、そのため自らの臨床を点検する姿勢や臨床上の観察的視点がないと生まれにくい。ただ漫然と日常臨床をこなしているだけでは、疑問や問題を感ずることが生じにくいのは容易に推察できるであろう」

今の僕は疑問だらけであり、その疑問を解決するために努力するのだが、またさらに違う疑問が浮かび上がる。

10年以上その繰り返しである(笑)

もし疑問を抱くことが出来ないのであれば「なぜ疑問を自分は抱けないのか?」とまずそれに対しての疑問を抱いてみてはいかがでしょうか?

ずっと考え、考え抜いて、閃いて出た自分なりの答えというものは、恐らくは自分の一生の宝物となると思いますよ。

患者様アンケートより

先日、届きましたアンケートの中で、このようなお言葉を頂戴しました。

2014年09月29日11時36分35秒_ページ_2.jpg
 
 “努力して、がんばって下さい。
  川の水は流れないとよどみます。
  よどみをなくす為には、一日一日が新しい日、として新鮮な一日でありますように。”

そうですね。私もこちらに勤務して早くも4年。
よどむことなく、日々努力していこうと思います。
まだまだ、歯科のことも未知のことばかり。
わからないことを曖昧にするのでなく、なぜなのか、どのような経過でそうなったのか、これからも常に勉強していこうと思います。
ありがとうございました。

by. 金川

ブラックボード

秋晴れの気持ちの良いお天気がつづいていますね。
私は昨日、荒川へサイクリングに行ってきました(私の場合、ママチャリですが・・・)。
土手沿いにず~っとのんびり赤羽の方まで行ったのですが、思いのほか日差しが強く軽く汗をかいてしまいました。

さて、今回のブラックボードのテーマは歯を溶かす食べ物、飲み物についてです。
酸味のあるものっておいしいですし、体を元気にしてくれるものも多く、とても魅力的です。
ですが、過度に飲む習慣があると、歯を溶かしてしまう可能性があります。
ノンシュガーと言われる飲み物もよくよく見てみると、材料に酸味料と書かれています。
これが、歯を溶かす原因にもなりますので、量はほどほどに。
そして、後にお水やお茶を飲まれることをおすすめします。


2014.9.27.JPG

大役

昨日ふと思った。

今僕がやろうとしていることは、とても大変な事なのかも知れない、と。

今の歯科において、不定愁訴を持つ患者さんや精神疾患を患った患者さんへの対応をどのようにして良いのかわからないというのが現状である。

それをより明確化しようとしているわけだが、実際のところ自分でもわからないため臨床心理学を学んでいるというわけである。

臨床心理学はエビデンスが乏しかったため、今その方面に進んでいる。

そして歯科学はエビデンスの限界からナラティブ、そしてリレーションといった方面に進みつつある。

両者が全くの逆の道筋を辿っていることは面白いものである。

それをつなぎ合わせようとしているのが、今の僕の役割である。

歯科というのは口の中だけを治すのが仕事ではなく、それ以上の大切な役割を担っている。

それがこの先20年後、30年後、いやもっと先に必ず明らかとなっていく。

そのようなことを考えると、その一歩を踏み始めている自分が、そのような大役を担えるのかという不安と、そして誰もやろうとしていないからこそわき上がる内的モチベーション、人、そしてその心理を学ぶ楽しさとが今の自分の中で交わっている。






質的研究

今、M-GTAの入門書を読んでいるのだが、参考になることが多々ある。

元々は自分の修士論文作成の為に読み始めたのだが、歯科においても多くの面で重なっている。

そう、症例発表である。

勉強会や講演会、セミナー、そして定期刊行物において数々の症例発表を見かけるが、その症例発表が質的研究なのである。

だが今の歯科における発表の流れというものは、思うにあまり良い流れではないような気がする。

そもそもは事例を事細かく収集し、それを真実のまま、その経過と自分の考察を含めるものなのだが、歯科においては問題を隠す傾向があり、良いことばかりをみせているのが現状である。

確かに自分を良く見せようとなると、失敗例はあまり公の場には出したくなく、名声を求める人にとっては特に成功事例ばかりを人に見せたがるのが、その人の心理のようである。

だが放送大学の臨床心理面接特論の講義の中で、特別出演された山中康裕先生がお話しされたように、その隠そうとしている部分が大切なのであり、そこを公にしていかなければこれからの歯科の発展は望めないだろう。

M-GTAを勉強会に属している多くの先生方が読まれ、勉強し、これからの歯科を変えていく意思を持たれることを切に願う次第である。



次なる疑問

次から次へと疑問が浮かび上がる。

放送大学でこれからの後期に自分が選択した科目は2つで、その2つとは発達心理学特論と臨床心理学研究法特論。

両者共に少しずつ勉強を始めたが、昨日の臨床心理学研究法特論を聞いた講義の中で「クラウンデッドセオリーアプローチ」という初めて聞く言葉が出てきた。

調べてみたらどうやら質的研究に対しての理論らしい。

僕の研究計画は量的ではなく質的なので、この理論も勉強する必要がある。

次から次へと勉強し無ければならない題材が出てきて困ってしまう(笑)

早速アマゾンのお急ぎ便で注文。

難しそうな本なので、それをわかりやすく解説した入門編も一緒に注文したが、それでも自分に理解出来るかどうか…。

この理論の分かり易いセミナーをちょっと探してみよう。

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