先生教えて!細川歯科医院のよくある質問

歯のクリーニングでは歯は白くならないんですか?

「白くなる」という定義がどこまでかによって変わりますね。着色がある場合はクリーニングを行うと白くなるように見え、着色がない場合は白くなりにくいです。また、ご要望によってクリーニング後に塗り込んでいるペーストは、歯科医院専用のものを使用していて、歯の表面の凸凹が滑沢になることで反射角の見え方で白くなるとおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。

なぜ治療が一度で終わらず、何度も通わなければならないの?

まず、口の中はとても狭くて繊細な場所なので、治療はミリ単位の精密な作業になります。少しのズレでも噛み合わせが悪くなったり、神経に影響が出たりするため、どうしても慎重に進める必要があります。それから、虫歯や神経の治療は一度で終わるものではなく、いくつかの段階に分けて進めます。たとえば、虫歯を削った後に神経を取る治療(根管治療)をして、消毒してから詰め物を入れたり、被せ物をしたりします。特に神経の治療は時間がかかりやすく、数回に分けてしっかりと消毒・処置をしないと再発してしまうこともあります。

また、詰め物や被せ物はその場で作れないことが多く、歯科技工所という専門のところで作るため、完成までに数日〜1週間ほどかかります。さらに、日本の保険診療では1回の治療でできる内容にある程度の制限があるため、通院が複数回にわたることも珍しくありません。

患者さんの負担を考えて、長時間の処置を避けて少しずつ治療することもあります。こうした事情が重なって、歯医者の治療は時間がかかることが多いんです。

虫歯予防に効果的な食べ物はありますか?

口に入れた直後からむし歯菌は活発になるので、極力お口に入れる回数を少なくした上で、その食べ物・飲み物の成分を確認しその糖分摂取を減らすことが大事です。キシリトールがむし歯抑制効果ありと言われていても、その効果が明日の論文で変わる可能性も多々あるので、「お口に入れる回数を抑え食べたらすぐに磨く」という基本的なことを守ったほうが良いと思っています。

予防歯科が最近話題になっていますが、メンテナンスはどのぐらいがよいでしょうか。人によっても違いますか?

メインテナンス間隔のご質問ですが、「3ヶ月ごとのメインテナンスで長期維持できた」という論文があります。保険もこのエビデンスを参考にしていると思われ、通常どの医院も3ヶ月ごとが一般的かと思います。当院では4ヶ月ごとを基本にし、お口の状況をみて3ヶ月ごとや6ヶ月ごとに変更しております。またもう少し短い間隔の方が安心と言われる方は最短で1ヶ月ごとにも対応しておりますが、理想は歯医者さんを卒業して通わなくても良いお手入れができることですね。

電動ブラシと手動ブラシどっちが良い?

歯垢は直接当たらなければ落ちないので、電動は当て方が結構難しいのですよね。なので電動を使っても良いのですが、一日一回は手動で念入りに磨くことをオススメしています(^-^。

また歯ブラシは、汚れ落としよりもマッサージによる「歯肉を鍛える効果」の方が自分は歯周病対策として重要と考えているので、手動での「ながら磨き」を推奨しています。磨けば磨くほど健康に近づきますよ!

フッ素を付けた場合と付けない場合の長期的な違いは?

フッ素は、唾液中のカルシウムやリン酸を吸着させて歯を強化する再石灰化促進作用、フルオロアパタイトという安定した結晶構造を持たせる耐酸性・結晶性向上作用、むし歯菌の酵素をブロックする抗菌・抗酵素作用があり、むし歯になりにくくなるのでフッ素をした方が予後は良くなりますね。

待合室にある大きな機械って何ですか?

セレックという削り出しの機械です。保険でもメタルを使わない流れになっており、白いブロックから被せものの歯を削り出します。セラミックやジルコニアにも対応していて、しかも精度もかなり高く当院での白い被せものの歯はこの機械で作り出しています。

歯ぎしりは、噛み合わせの原因の一番なのでしょうか?起きているときも歯をカチカチ鳴らしたり、歯ぎしりをしてしまいます。

寝ているときに起きてしまう歯ぎしりは、日中のストレス解消の為に起きるという説があります。歯ぎしりをなくすと考えるより、上手く付き合うと考えた方が良いでしょう。

インプラントと入れ歯の治療法としては、どちらが先長く考えた時に良いのでしょうか?

今、介護されている方が、うまく歯ブラシできないためにインプラント周囲炎になってしまう問題が大きくなりつつあります。確かにインプラントは入れ歯に比べて良く噛めますが、その先の事を踏まえて選択した方が良いかも知れませんね。

院長先生が心理学?を学んでいらっしゃると聴いて精神科に通ってる身としてそちらを含めた治療法を教えて下さい。

心の問題を抱えている方がとても多くいらっしゃいます。そうですね、病というものは薬である程度抑えることが出来ても、治すことはとても難しいものだと感じています。一言で治療法と言っても、その人・その症状に応じて対応方法が変わってくるので端的に答えるのは難しいのですが、敢えて一つだけ述べさせていただくと「心身一如」という言葉がありますように心も身体も繋がっています。心だけ治そうとするのではなく身体の健康も見つめ直してみてはいかがでしょうか。散歩やジョギング、低山へのハイキングなどその人に合った身体を動かす趣味を見つけられると気持ちも軽やかになり、身体を動かすことにより疲れて夜も眠りやすくもなります。またお腹も空いて食欲も出てきます。なので晴れた休みの日などは、気分転換に家の外へ出られてみると新たな発見があるかも知れませんよ(^-^
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