細川歯科医院では、これまで数多くの歯科医院で経験を積んでこられた歯科衛生士の方々でさえ、「なんでこんなに治療が早いの?」と思わず驚かれるほどの、圧倒的な診療スピードを大切にしています。
1回の治療に関しての時間は平均して10~15分、後片付けや前準備を含めると20分前後、被せ物の装着や根の治療に関しては6~10分とかなり短時間で治療が終わります。
この「速さ」は単に手を急いで動かしているから生まれるものではありません。そこには、私が長年培ってきた精緻な技術と、常に治療のゴールから逆算して組み立てる綿密な戦略が込められています。
私たちの行う歯科診療は、すべての工程がパズルのピースのように組み合わさり、無駄なく連鎖するように設計されています。
例えば、むし歯が進行して神経を取り除かなければならない場合でも、ただその場の処置を終えるのではなく、「次回の根の治療がいかにスムーズに進むか」を考え、あらかじめ歯の削り方を工夫しています。
さらに土台を作る段階から、その後の被せ物の型取りが最も精度高く、かつ楽に行えるにはどのようにすべきかと、常に先を見越した配慮を欠かしません。
このように、一つひとつの処置を独立して考えるのではなく、最終的な仕上がりまでを一つの流れるようなストーリーとして捉えることで、結果として1回にかかる診療時間だけでなく、トータルの通院期間をもぐっと短縮しながら、質の高い治療を実現できているのです。
また、最新の口腔内スキャナーも導入していますが、デジタル機器も実は使い手の「手の感覚」が肝心です。
スキャン時に唾液や頬の粘膜が入り込むとエラーが起きやすくなるため、的確な吸引や排除操作を行うことで、短時間でピタリと精度の高いデータを取得しています。
また、仮歯の作製についても、私のこだわりが詰まっています。
大学時代からの膨大な技工作業の経験や、卒業後の厳しい修行時代に毎日銀歯を作り続けた経験があるからこそ、短時間で適合の良い仮歯を仕上げることが可能です。
奥歯1歯の仮歯であれば5~8分で作製、審美が絡む前歯1歯であれば7~10分程度で作製いたします。
通常ならお待たせしてしまうような複雑なブリッジの仮歯でも、ポイントを押さえることで10〜15分ほどで形にいたします。
こうした取り組みはすべて、患者様をお待たせしない「待ち時間ゼロ」の実現と、通院回数の最小化に繋がっています。
「いつまで通えばいいのか分からない」という不安は、歯科医院から足が遠のく大きな原因ですよね。
当院では、根の治療であれば通常2〜4回程度で完了するよう計画を立て、被せ物までの回数をゴールに、常に「あと何回くらいで終わりますよ」という来院回数を具体的にお伝えするようにしています。
治療をいたずらに長引かせることは、実は「歯の破折」や「感染のリスク」を高めることにもなるため、医学的な根拠に基づき、最適なタイミングで確実にゴールへ導くことを何よりも重視しています。
私たちの考える「早い治療」とは、決して手抜きをすることではありません。
むしろ、どこに時間をかけ、どこを効率化すべきかという「本質」を見極めることだと考えています。
言葉にするとシンプルですが、これは安易に真似できるものではなく、これまでの苦労と研鑽が積み重なってようやく形になった、私なりの「職人技」でもあります。
厳しい勤務時代、とても沢山の事を教わりましたが、「常に時計を見ながら治療する」という教えが身についた結果もあると思っています。
速さを大切にしている中で、一つだけ大切にしていることがあります。
それは、お口全体のトラブルを根本から治したいと願う患者様とは、あえてじっくりとお話しする時間をいただくということです。
多くのむし歯がある場合、その背景には生活習慣が隠れていることが少なくありません。
そこを振り返らずに形だけを早く治しても、また再発してしまっては意味がないからです。
そんな時は、少しだけ立ち止まって、一緒に原因を考えていきましょう。
私たちは、ただ歯を治すだけでなく、患者様がこの先ずっとご自身の歯で健やかに過ごせる未来を、最短距離でサポートし続けたいと願っています。
