細川歯科医院ブログ
私の性格は、難しいことほど「どうしても解決したい!」と思ってしまうタイプです。
歯科の分野で言えば、歯周病はさまざまな要因が絡み合っていて、とても治療が難しい疾患。
だからこそ、その難しさに魅力を感じて、夢中になって学びました。
もともと機械いじりも好きで、パソコンは自作から始め、ネットワーク環境の構築にものめり込んだ時期がありました。
そんな背景もあって、マイナンバー対応のオンライン資格確認システムを導入する際も、業者に頼らずすべて自分で設定しました。
一応、パソコンやLANについてはある程度理解しているつもりでしたが、このオンライン資格確認の設定は、想像以上に大変でした。
というのも、マニュアル通りにすべてがスムーズにいくわけではなく、細かなトラブルの連続だったからです。
たとえば、USBの2.0と3.0なんて転送速度の違いくらいだろうと思っていたら、ある端末は3.0でないと認識しないことが後になってわかったり...。
すべての設定が合っていても、なぜか取り込みに失敗して、ルーターを再起動したら突然動き出したりと、本当に予測がつきませんでした。
また、ソフトを一度入れてうまく設定できなかったので、フォルダ内のアンインストールプログラムを使って削除し、再インストールしたんですが、何度やってもうまくいかず...。
最終的に業者に連絡したところ、「アンインストールではなく、専用の初期化ツールをダウンロードして使わないとダメなんですよ」と言われてしまいました。
そんなわけで、オンライン資格確認でトラブルが起きると、解決できるかな?と毎回ハラハラしています。
先日も、できれば遭遇したくないエラーに出くわしました。
Windowsアップデートの後、「参照されたアカウントは現在ロックアウトされています」と表示され、ログインできなくなってしまったのです。
パスワードの入力ミスかと思って何度か試しましたが、毎回同じエラーが出てしまい、まったくログインできず...。
調べてみると、数時間経てばログインできるようになるとのことで、2〜3時間後に再試行したところ、無事ログインはできました。
ただ、念のためパスワードを変更しようとしたら、また同じエラーが出て変更できず。再起動すると、また最初からやり直し...。
結局、USBに入れておいたパスワード初期化ツールを使って、ようやくロック解除に成功しました。
なぜこんな現象が起きたのかは今も不明で、現在は正常にログインでき、オンライン資格確認も稼働していますが、また同じようなトラブルが起こるのでは...と正直、不安です。
今回の件は、パソコン好きな自分だからなんとか対応できましたが、普段あまり詳しくない方にとっては、かなり厳しい問題だと思います。
セキュリティも大事なのはわかりますが、もう少しエンドユーザーに優しい設計になってほしいものです。。。