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細川歯科医院

住所
〒173-0012
東京都板橋区大和町18-10
田中ビル2階

電話番号
TEL:03-3964-8217
FAX:03-3964-8229

時間・定休日
平日 10:00~13:00  14:30~19:30
土曜  10:00~13:00

休診日:木曜・日曜・祝祭日
(勉強会の都合により変更あり)

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細川歯科医院ブログ 6ページ目

「いのちのよろこび」

「いのちのよろこび」 神谷美恵子 日本図書センター

「万人がうらやむような高い地位にのぼっても、ありあまる富を所有しても、スター的存在になれるほどの美貌や才能を持っても、本人の心の中で生きるよろこびが感じられなければ、生きがいを持っているとはいえないわけです。

現に私は、右に言ったような、はれやかなものを全部持っていながら、生きがいがなくて、ノイローゼになった患者さんを何年かにわたって診療したことがあります。

ときどき、他人の注目になりたいという欲求の強い人がありますけれども、これもまた、たとえみたされても、“他人の注目”というものはまことにたよりにならない、変わりやすいもので、この上に立った生きがいも長続きしないようです。

こうみてくると、生きがいある生涯を送るためには、何かしら生きがいを感じやすい心を育て、生きがいの感じられるような生き方をする必要があるのではないでしょうか、と思われてきます。

もちろん、人間の心はたえず生きがいを感じられるようにはできていないので、一生のうち何べんか、”ああ、生きていて良かったなぁ”と感じられるような瞬間があればありがたいとすべきでしょう。

たえず生きがいを感じて喜んでいるというのは、むしろふつうでなのではないかと考えられます。

さて、こういうことを承知のうえで、生きがいを感じやすい心とはどんな心かと考えてみますと、それは結局、感受性のこまやかな、謙虚な心、何よりも、“感謝を知る心”だろうと思われます。

欲深い、勝気な心の正反対です。

感謝を知るというのは、何か特に他人が自分によくしてくれた場合だけでなく、自分の生というものを深くみつめて、どれだけの要素がかさなりあって自分の存在が可能になったのかを思い、大自然にむかい、ありがとう、と思うことをいっているのです。

不幸な境遇のある人にそれを求めるのは無理ではないか、と思う方もあるでしょう。

けれども私は、慢性の厄介な病気にかかり、一生家族と別れて暮らさなければならない人や、目の不自由な人などにも、こういう人のあることを知っています。

私は宗教の形式はあまり好きではありませんが、真の宗教心、かたちにとらわれない宗教心とは、こうしたものではないかと思っています。

皆さんもこういう自由な、本質的な宗教心というものについて少し考えてみて下さい。

それは人間の心が持っている、最もたいせつなはたらきだと思うのです。」

取材

デンタルダイヤモンドという歯科医師向け定期刊行雑誌がある。

先日取材依頼を受け、本日お昼休みに来院された。

取材内容はというと、診療への取り組みや経営に対する考え方などである。

お昼休みにインタビューを受け、午後が実際の診療の写真撮影。

実際に誌面に載るのは12月(だったと思う)。

そのページはカラーなので、もし格好良く写っていたらこのブログで紹介しますね!(笑)



単位が増える楽しみ

放送大学の単位をゆっくりとだが確実に取得している。

必修科目である臨床心理学特論4単位と臨床心理面接特論4単位の計8単位と、そして選択科目である精神医学2単位の計10単位を現在取得できた。

残すは選択科目の8単位を取得できれば大学院修了条件を満たすことになる。

後期は残り2科目の4単位を選択し、来年前期はその残り4単位を選択。

もし順調に取得できたならば、来年の8月で全ての単位を取得。

ここから大学院の受験勉強が始まる。

大学院の試験は10月なのだが、来年は単位を取る勉強に追われるため、8月の結果が終わって10月の試験を受けるには間に合わないので辞退。

なのでその翌年の再来年が僕の受験となる。

1年間じっくりと今までの勉強を振り返り復習するのも楽しいと思し、研究計画書をじっくりと書き上げるのも楽しいと思う。

このペースで進むと46歳で大学院入学(出来たらいいな)。

確かこの放送大学は卒業するまでに2年間面接授業を受け、1年間施設へ出向く実習の計3年間必要だが、施設には週2回必要(だと思った)。

僕の場合、休みが取れないので週1回。

この場合は施設へ2年間通うこととなる(と思った)。

なので、入学から卒業まで4年かかるので卒業時は50歳。

卒業と同時に臨床心理士資格試験を受けるので、順調にいけばこの時に臨床心理士になれる(と前向きの予想)。

面接授業を終えた後2年間あれば、次なる臨床心理士の勉強も出来るだろう(と前向きの予想)。

その後スーパーバイザーの元で学ぶのだが、そのバイザーを探し、お願いするのは前準備が必要。

受験はまだしていなくとも、その仕事はもう始まっている。

自分がその人のもとで勉強したいと思える人や環境を探すのと同時に、カウンセラーになったときにリエゾンで、この症状の患者さんは誰に紹介するのが良いかといった人脈作り。

前は貪欲な知識の習得のために歯科の講演会に参加したのだが、今は臨床心理学関係の講演会に参加。

自分の知識習得のためと人脈作り。

名声を求めていた昔と、よく考えると同じ繰り返しである(笑)





感染対策

今日はGCとササキとの講演会に参加。

内容は「歯科における感染対策 標準予防対策と洗浄・消毒・滅菌」

講師は新潟大学の内山先生。

滅菌関係はだいたい理解しているので、今回は「教わる」というより「復習」の意味合いで参加。

この滅菌関係はドクターよりも歯科衛生士が特に気にする分野で、参加された人数は100名位だと思うのですが、8割以上は女性。

女性に囲まれて鼻の下を伸ばしながら講演を聞きました(笑)

3時間の講演でしたが、しっかりとまとまっており、とても聞きやすい内容でした。

特に参考になったのはユニットにおける消毒方法。

日本の歯科の消毒レベルはまだまだ低いものがあるが、少しでも高くなって医療の質自体を上げていきたいものである。

滅菌.JPG

思想

僕は思想書を読むことが好きである。

しっかりとしたその人の哲学と言うか、考えを持つ人に惹かれる。

ただそのような人であっても、傲慢であったり、おごり高ぶる態度を持つ人は好きにはなれず、また高度な専門知識を持っていたとしても患者を不安にさせたりするような人は好きになれない。

そもそもどうして僕が思想書を好んで読むようになったかというと、歯周病の治癒について今の一般的な治療の流れは一時の治癒にしかすぎないため、「本当の治癒とはどの様なものか?」と疑問を抱き、その答えを探し始めたことがきっかけである。

そこでたどり着いたのが長期症例をたくさん持っていた片山恒夫の存在。

この片山の一言一言には重みがあり、「なぜこのような考えを持つのだろう?」と更なる疑問を抱き、片山が読んだ本を買いあさり、読み始めたことがどうやら僕の思想書好きの始まりのようである。

その時その時によって興味は違い、追う人は変わってくるのだが、今の僕の興味ある人は河合隼雄と神谷美恵子である。

この二人の感性はすばらしく、とても真似出来るものではない。

このような人たちがいるからこそ、自分もそのようになりたいと励むことへとつながり、また明日へとつながっていくのであろう。

学び続けることは僕の中では終わらない。


実習施設

開業して14年、少しずつだが堅実に自分の思う診療所が形作られてきている。

スタッフも自分の考えに賛同してくれており、良い雰囲気の診療所になりつつある。

「そろそろ歯科衛生士の実習生を受け入れても良い頃かな?」と考えていたちょうど夏休みに入る直前、大学の先輩から「歯科衛生士学校の実習施設にならないか?」と連絡をいただけた。

そのように考えていたのでタイミングも良く、その旨お願いした。

書類を記載・提出し、施設基準に見合うかどうか担当の先生が本日見学に来られ、診療所、そしてスタッフルームを見学された。

スタッフルームは隣のマンションの一部屋を借りており、そこで生活できる電化製品は準備してある。

ロッカーもあるし申し分ないとのお言葉をいただけた。

あとは厚生労働省に提出し、その施設になれるかどうかである。

多くの歯科医院を見学し勉強会に属し学んだことは、多くの勉強している先生方は自分の臨床を充実させるためにスタッフを大事にしていること。

そのためにはスタッフルームがあるということは当然であり、いかに長く定着してもらえるか給料面や勤務時間、環境など多くのことを考え、スタッフの声を取り入れている。

また勉強されている先生方は患者さんの待ち時間への対応も考えており、ほとんどのところが予約制で待ち時間というものがなかった。

取りあえずその二つはクリアーしたつもりである。

もし実習生の受け入れ施設になれたら、新しい良い風が細川歯科医院に吹くことになる。

閉鎖的な診療所だからこそ、そのようなオープンな環境を作ることが大切だと考えている。

実習生を受け入れらたら多くの発見があって、また仕事が楽しいだろうなぁ。。。

キャンペーン

時折、歯科で「・・・・・キャンペーン。通常2万のところ今月なら1万円!」といった内容の看板を見かける。

これに対してかなりの違和感を感じるのは僕だけなのだろうか?

歯科をエステと捉えると、集客目的のためにそのようになるのかも知れない。

だが僕は歯科を医療と捉えているので、このキャンペーンの考えそのものが理解しづらい。

また自費治療の金額設定においても12万、10万、8万、6万、4万と松竹梅の値段設計が見られたりもする。

これに対しても違和感を感じてしまう。

例えば、病気になって医者にかかったとき「松竹梅の値段での手術が選べますが、どうなさいますか?」ということはないだろう。

このような堅い考えを持つのは僕だけなのだろうか?

もしそうなら今のこの歯科の流れに不安を感じずにはいられない。

それとも、周りを気にするのではなく自分の考えを改め直し

周りと同化してこのキャンペーンという概念や松竹梅といった考えを取り入れるべきなのだろうか?




ブラックボード

おととい、土曜日は板橋の花火大会でしたね。
見に行かれた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ここ数年お天気にも恵まれ(蒸し暑さはしょうがないですねぇsweat01)、今年も楽しませてもらいました。
今年のゲストはアニマル浜口さんご夫婦。「気合いだー!!」のかけ声に打ち上げられる花火にちょっと笑ってしまいました。

今回、ブラックボードのテーマはこのホームページ。
こちらをご覧になって、ブログまで見に来て下さった方がいらしたら嬉しいです。
私は密かにこの似顔絵を気に入っていて、Facebookでも使ってますhappy02

by. 金川




喫煙率

喫煙率が20%をきったとニュースが報じている。

タバコを辞めた良い世界をもっと多くの人に知って貰いたいと思っている僕にとっては嬉しいニュースである。

実は僕は若いときは吸っていて、なかなか辞められずに開業して1年目にやっと辞めることができたので、かれこれ辞めてから15年近く経つであろう。

なのでタバコの良さも悪さも知っているつもりである。

僕らの若い時代は、タバコを吸っている姿がとても格好良いイメージとして捉えられていた。

それは映画でもドラマでもマンガにおいても。

早く大人になりたいと憧れ、その姿に真似する友人たちが多く、僕もその中の一人であった。

だが今は時代が違う。

タバコを吸うこと自体が恥ずかしいこと、みっともないことというようなイメージに持って行ければ、さらに喫煙率を下げることができるであろう。

勉強会の先生が出された喫煙と歯肉という本のあとがきに「問題なのは、たばこを吸っていることに何も後ろめたさを感じない“鈍感さ”と“居直り”にあります。たばこの為害性を熟知していながら、平然と喫煙を続けている健康観こそが病んでいる姿なのです」とある。

どんなに素晴らしい人であっても、タバコを取り出した瞬間、「もしかしたら開き直る人なのかな?」と勘ぐってしまう。

ストレス発散のはけ口としてのタバコなのだが、このはけ口を読書であったり、運動であったり違うものに置き換えていきたいと喫煙している患者さんにはお伝えしている。

死ぬ瞬間

死ぬ瞬間という有名な本がある。
これは余命告知を受けた患者の声を焦点にあてた臨床心理学ではとても有名な本なのだが、僕が臨床心理学を学ぶきっかけとなった本の一つである。
本から得られることは人それぞれ違うものだが、僕の場合はやはり歯科医師であるので、歯科と絡めて捉え考えてしまう。
この中で僕が特に心に留めたこと、それは何処の頁に記載されていたかもう覚えていないが、余命告知を受けた患者のすべてが主治医に対してもっとその伝え方を考えて欲しいといった内容であった。
これを歯科に当てはめてみると、死ぬ瞬間は歯を抜くと言うこと。
そして余命告知はその抜歯の旨を伝えること。
通常、歯を抜くと言うことは皆誰もが求めてはいない。
なので、歯科医師として抜歯の必要性を感じたとき、我々はその伝え方というものを考えなければならない。
先日読んだ神谷美恵子の本の中でのコラムにおいて「先生は自己を顕示したり、傲慢な態度をおきらいになった。専門的業績が高く、鋭い洞察力を持った人でも、接する相手に冷たさを感じさせ、恐怖感を抱かせるような人であるならば、一歩距離をおいた方が良いと教えてくださった。先生は本当に謙虚な方で、全然こわさを感じさせず、その温かさの中につつみこまれて何でもお話できる方だった」とあった。
今、歯科の勉強会の世界から一歩退いて自分自身を見つめているが、まだまだ未熟な自分に反省ばかりしている。
歴史に名を残したこの神谷美恵子や河合隼雄という人たちは、自ら名声を求めてそのようになったわけではなく、周りがそのようにしたことを、この人たちが執筆した本を読めば読むほど実感する次第である。

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