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細川歯科医院

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細川歯科医院ブログ 臨床心理学関係 6ページ目

思想

僕は思想書を読むことが好きである。

しっかりとしたその人の哲学と言うか、考えを持つ人に惹かれる。

ただそのような人であっても、傲慢であったり、おごり高ぶる態度を持つ人は好きにはなれず、また高度な専門知識を持っていたとしても患者を不安にさせたりするような人は好きになれない。

そもそもどうして僕が思想書を好んで読むようになったかというと、歯周病の治癒について今の一般的な治療の流れは一時の治癒にしかすぎないため、「本当の治癒とはどの様なものか?」と疑問を抱き、その答えを探し始めたことがきっかけである。

そこでたどり着いたのが長期症例をたくさん持っていた片山恒夫の存在。

この片山の一言一言には重みがあり、「なぜこのような考えを持つのだろう?」と更なる疑問を抱き、片山が読んだ本を買いあさり、読み始めたことがどうやら僕の思想書好きの始まりのようである。

その時その時によって興味は違い、追う人は変わってくるのだが、今の僕の興味ある人は河合隼雄と神谷美恵子である。

この二人の感性はすばらしく、とても真似出来るものではない。

このような人たちがいるからこそ、自分もそのようになりたいと励むことへとつながり、また明日へとつながっていくのであろう。

学び続けることは僕の中では終わらない。


死ぬ瞬間

死ぬ瞬間という有名な本がある。
これは余命告知を受けた患者の声を焦点にあてた臨床心理学ではとても有名な本なのだが、僕が臨床心理学を学ぶきっかけとなった本の一つである。
本から得られることは人それぞれ違うものだが、僕の場合はやはり歯科医師であるので、歯科と絡めて捉え考えてしまう。
この中で僕が特に心に留めたこと、それは何処の頁に記載されていたかもう覚えていないが、余命告知を受けた患者のすべてが主治医に対してもっとその伝え方を考えて欲しいといった内容であった。
これを歯科に当てはめてみると、死ぬ瞬間は歯を抜くと言うこと。
そして余命告知はその抜歯の旨を伝えること。
通常、歯を抜くと言うことは皆誰もが求めてはいない。
なので、歯科医師として抜歯の必要性を感じたとき、我々はその伝え方というものを考えなければならない。
先日読んだ神谷美恵子の本の中でのコラムにおいて「先生は自己を顕示したり、傲慢な態度をおきらいになった。専門的業績が高く、鋭い洞察力を持った人でも、接する相手に冷たさを感じさせ、恐怖感を抱かせるような人であるならば、一歩距離をおいた方が良いと教えてくださった。先生は本当に謙虚な方で、全然こわさを感じさせず、その温かさの中につつみこまれて何でもお話できる方だった」とあった。
今、歯科の勉強会の世界から一歩退いて自分自身を見つめているが、まだまだ未熟な自分に反省ばかりしている。
歴史に名を残したこの神谷美恵子や河合隼雄という人たちは、自ら名声を求めてそのようになったわけではなく、周りがそのようにしたことを、この人たちが執筆した本を読めば読むほど実感する次第である。

大人買い

まとめ買いした本を読み終えたので

また新たに本を買いにジュンク堂まで出向いた。

で、大人買い(^^

これでまた読書に没頭できる。

貪欲にひたすら読書することが、今の僕の勉強の仕方。

興味ある本をひたすら買い、読みあさる。

なので、買った本はどんどん貯まる一方。

きちんと本棚に並べることは最初の頃していたのだが

その速度が早まると、きれいに並べることが追いつかなくなる。

で、一番良い収納が山積み(笑)

診療所、自宅と至る所に蟻塚のような本塚?が発生している今日この頃である(笑)



写真本.JPG

抽出

今まで書いてため込んでいたブログがドメイン変更と共に消えた。

サブドメインでの登録だったのだろうか。

どこ探しても跡形もない。

確か2007年ごろから書いていたのでかなりの量だったのだが

まぁ、残念がってもしょうがない。

この新しいHPと共にまた新たなブログを記載していくことにする。

そこで、今抽出の作業をはじめた。

なんの抽出かというと、今まで読んだ本の中で

自分のこころに残った文の抽出である。

もう一度振り返ることが出来るので、またこの作業も大変だが楽しい物である。

ここで一つ抽出した一文をあげる。

この文から何か感じるものはありますか?

ユング心理学入門 河合隼雄 岩波現代文庫
 
「神様はロバに対して30歳の寿命を与えようとされるが、ロバは荷役に苦しむ生涯の長いのを嫌がり、神様は18年分短くしてやろうと約束される。
ついで、犬も猿も30歳を長すぎるといって辛がるので、神様はそれぞれ12歳と10歳分だけ短くされる。
そこへやって来た人間だけは30歳の命の短いことを嫌がるので、神様は、ロバ、犬、猿から取った年齢分、18、12、10歳の合計を人間に与えたので、人間は70歳の寿命をもらうことになる。
人間はこれでも不満げに退いたが、さて、このおとぎ話によると、それ以来人間は、30年の人間の生涯を楽しんだ後、あとの18年は重荷に苦しむロバの人生を送り、続く12年は噛みつくには歯も抜けてしまった老犬の生活をし、後の10年は子どもじみた猿の年を送ることになったとのことである。」

入試ガイダンス

昨日は放送大学大学院修士全科生の入学ガイダンスに参加。

まだ今年は受けるつもりではないのだが
教授からの話と卒業生からの話しから
何か得られるものはないのかということで参加した。

会場には200名以上が参加。

ほとんどが僕よりも年上の方々ばかりで
その場にいるだけでも生涯学習をしなければというモチベーションが上がる。

今回そのガイダンスにおいて
教授から卒業論文の書き方の話しがあった。

これはどのように組み立てていくのかについてとても参考になった。

また、臨床心理士として活動する際に
やはり自分からいろいろと動く必要があることも卒業生から学ばせていただいた。

来月の単位認定試験が受かると
大学院で学ぶ授業での必要単位の半分近くを習得できることになる。

来年受験に目標を設定してしまうと
それまでの勉強と入学後の勉強が大変になりそうなので
やはり再来年の受験が今のところの予定である。

幅広い知識を身につけるために
今学んでいる授業の参考文献も出来るだけ読むつもりである。


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