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細川歯科医院ブログ 歯科・診療所関係 3ページ目
疑問
その疑問とは「一度治った歯周病がなぜまた進行してしまうのか?」
それから次から次へと疑問が浮かび現在に至っているわけだが、疑問を何も持たない人が多いことに驚かされる。
それは特に学生に多いのだが、一般的に活字になったものは正しいことが書かれていると思いやすい傾向にあり、それを信じて疑わない事が根底にあるのだろう。
今勉強している臨床心理学研究法特論からの抜粋を以下に述べる。
「このような問題意識や様々な疑問が生ずるためには、よりよい臨床を行いたいと思う気持ちが底流にあり、そのため自らの臨床を点検する姿勢や臨床上の観察的視点がないと生まれにくい。ただ漫然と日常臨床をこなしているだけでは、疑問や問題を感ずることが生じにくいのは容易に推察できるであろう」
今の僕は疑問だらけであり、その疑問を解決するために努力するのだが、またさらに違う疑問が浮かび上がる。
10年以上その繰り返しである(笑)
もし疑問を抱くことが出来ないのであれば「なぜ疑問を自分は抱けないのか?」とまずそれに対しての疑問を抱いてみてはいかがでしょうか?
ずっと考え、考え抜いて、閃いて出た自分なりの答えというものは、恐らくは自分の一生の宝物となると思いますよ。
(細川歯科医院) 2014年10月 1日 08:46
大役
今僕がやろうとしていることは、とても大変な事なのかも知れない、と。
今の歯科において、不定愁訴を持つ患者さんや精神疾患を患った患者さんへの対応をどのようにして良いのかわからないというのが現状である。
それをより明確化しようとしているわけだが、実際のところ自分でもわからないため臨床心理学を学んでいるというわけである。
臨床心理学はエビデンスが乏しかったため、今その方面に進んでいる。
そして歯科学はエビデンスの限界からナラティブ、そしてリレーションといった方面に進みつつある。
両者が全くの逆の道筋を辿っていることは面白いものである。
それをつなぎ合わせようとしているのが、今の僕の役割である。
歯科というのは口の中だけを治すのが仕事ではなく、それ以上の大切な役割を担っている。
それがこの先20年後、30年後、いやもっと先に必ず明らかとなっていく。
そのようなことを考えると、その一歩を踏み始めている自分が、そのような大役を担えるのかという不安と、そして誰もやろうとしていないからこそわき上がる内的モチベーション、人、そしてその心理を学ぶ楽しさとが今の自分の中で交わっている。
(細川歯科医院) 2014年9月26日 08:50
質的研究
元々は自分の修士論文作成の為に読み始めたのだが、歯科においても多くの面で重なっている。
そう、症例発表である。
勉強会や講演会、セミナー、そして定期刊行物において数々の症例発表を見かけるが、その症例発表が質的研究なのである。
だが今の歯科における発表の流れというものは、思うにあまり良い流れではないような気がする。
そもそもは事例を事細かく収集し、それを真実のまま、その経過と自分の考察を含めるものなのだが、歯科においては問題を隠す傾向があり、良いことばかりをみせているのが現状である。
確かに自分を良く見せようとなると、失敗例はあまり公の場には出したくなく、名声を求める人にとっては特に成功事例ばかりを人に見せたがるのが、その人の心理のようである。
だが放送大学の臨床心理面接特論の講義の中で、特別出演された山中康裕先生がお話しされたように、その隠そうとしている部分が大切なのであり、そこを公にしていかなければこれからの歯科の発展は望めないだろう。
M-GTAを勉強会に属している多くの先生方が読まれ、勉強し、これからの歯科を変えていく意思を持たれることを切に願う次第である。
(細川歯科医院) 2014年9月22日 08:44
臨床見学
9時から12時までのたかだか3時間であったが、とても充実した3時間であった。
2日間で勉強したこと、そしてこの3時間で実際に見学して学んだことを通して、今の自分の方向をというか生き方を、少し考えてみたい。
(細川歯科医院) 2014年9月18日 17:41
著者校正
自分のとりとめもない考えをまとめるだけでも大変なのに、それを前後上手くつなげて読みやすい文章に変わっていることに、つくづく感心してしまう。
ライターさんや編集を生業とされる方は本当にすごいと思う。
それは僕が今まで歯科の勉強しかしなかったからだと思うが、理系出身で国語が苦手だということも付け加えられるだろう。
高校・大学と全く本を読む事はせず、読み物と言えば試験直前の教科書くらいのものであった。
大学を卒業してからは歯科医師・衛生士向けの定期刊行誌を読むようにはなったが、やはりそれも歯科の勉強である。
30代も半ばになってやっと本を読むようになり、少しはちょっとした言葉の言い回しなどを考えて付け加えられるようにはなったのだが、自分はまだまだ中学生のレベルである。
で、今回の校正に関してはほとんど行わずにお願いする事にした。
確か今年の12月に公の場に出ると思うので、その時はまたこのブログで何かしら書きたいと思う。
(細川歯科医院) 2014年9月16日 21:18
個別研修会2回目
朝10時~夕方5時までの講義で、休憩は1時間のみ。
今回受けた講義の中で、特に印象に残ったことが二つ。
まず一つ目。
かかりつけ歯科医療機関を選択する理由の第一位は「障害について理解がある」
そして二つ目。
障害の受容支援に即した歯科保健指導のあり方に関する調査
1.障害児の歯科受診で「汚れているとわかっていても、それをあえて指摘されるとつらい」という感想が多かった。
2.障害の受診が不十分な時期の歯科受診では、指導的態度よりも育児支援、障害の受容支援につながるような対応が望ましい。
今、心で悩んでいる人の歯科治療を対応すべく臨床心理学を学んでいるが、やはり人を診るということは、障害についても考える必要があるということ。
今回の連続講習を受けて良かったと思っている。
次回は実際の臨床見学。
学ぶことはたくさんあります。
(細川歯科医院) 2014年9月12日 09:11
自分史?
まぁ・・・、長くなったとしても読みたくない人は読まないだけですし(苦笑)、興味ある人は読むでしょうから、自分を見つめる意味として、楽しんで書いていこうと思っています。
もう少し時間がかかりそうですので、完成を期待する人はいないと思いますが、しばしお待ち下さいm(__)m
(細川歯科医院) 2014年9月 7日 18:51
個別研修会
参加者は約40名で、歯科衛生士の方が歯科医師よりもやや多かった。
内容は障害の定義やそれぞれの疾患特性と歯科における注意点。
実際にこのセンターで働かれておられる先生方の治療場面も動画で流して下さり、対応というものがとても勉強になった。
子どもを含め嫌がる人への治療を踏み込むべきか、経過を追うべきかで悩む時があったが、その対応の判断が理解できた。
この個別研修会は3日間で、来週は行動調整や救急対応といった臨床に近づいた講義。
来週もまた楽しみである。
(細川歯科医院) 2014年9月 5日 08:57
取材
先日取材依頼を受け、本日お昼休みに来院された。
取材内容はというと、診療への取り組みや経営に対する考え方などである。
お昼休みにインタビューを受け、午後が実際の診療の写真撮影。
実際に誌面に載るのは12月(だったと思う)。
そのページはカラーなので、もし格好良く写っていたらこのブログで紹介しますね!(笑)
(細川歯科医院) 2014年8月27日 14:22
感染対策
内容は「歯科における感染対策 標準予防対策と洗浄・消毒・滅菌」
講師は新潟大学の内山先生。
滅菌関係はだいたい理解しているので、今回は「教わる」というより「復習」の意味合いで参加。
この滅菌関係はドクターよりも歯科衛生士が特に気にする分野で、参加された人数は100名位だと思うのですが、8割以上は女性。
女性に囲まれて鼻の下を伸ばしながら講演を聞きました(笑)
3時間の講演でしたが、しっかりとまとまっており、とても聞きやすい内容でした。
特に参考になったのはユニットにおける消毒方法。
日本の歯科の消毒レベルはまだまだ低いものがあるが、少しでも高くなって医療の質自体を上げていきたいものである。
(細川歯科医院) 2014年8月24日 16:23